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 「OMNIA(オムニア)」を見て思うこと



 09.jpgGIGAZINEサイトで、 7月22日(火)・23日(水)・24日(木)と行われたワイヤレスジャパン2008で日本初出展となったSamsung電子製の「OMNIA(オムニア)」がレポートされていました。

記事を読んでみて、iPhoneの対抗馬とされる「OMNIA(オムニア)」を見てふと。

どうやら日本市場にがっちり食い込む覚悟があるらしく、日本で既に発売されている他社の携帯電話と同等の機能は最低ラインとしてクリアし、その上で「iPhoneとは別次元」のさらなる高機能っぷりをアピール、あらゆる機能を搭載してくるようです。

とレポートされているだけあって、機能は本当に詰め込まれているようですね。UIもかなりiPhoneを意識した作りになっているようです。

確かに高機能、高性能で日本市場に入ってくると思いますが、「iPhoneとは別次元」と表現されているように、iPhoneとOMINIAは全く別のコンセプトで、守備範囲は全く異なる端末であると感じました。

2001年初頭に開催されたMACWORLD EXPO / SAN FRANCISCOで、アップル社最高経営責任者のスティーブ・ジョブズは

Expo 初日の基調講演で、「パソコンがまだ進化の途上にあると力説。90 年代、生産性の道具からインターネットを利用する道具に進化したパソコンは、 2000 年代、あらゆるデジタル機器を結びつけ魅力を倍増させるデジタルハブへと進化する」
出典:Apple's Eyes

と述べています。

それが今、まさにその通りの現実があるように思います。

iTunesの登場でネットワークを経由しての音楽配信、ダウンロードが当たり前になり、iPodは携帯音楽プレーヤとして確固たるシェアを獲得。それまでは携帯音楽といえば、CDを持ち歩くか、MDやカセットテープに毎回保存しなければいけなかったのが、それを「すべてを常に持ち歩く」に変えてしまいました。

そして、無線ネットワークであるAir Mac。AirMac Expressは、iTunesを自宅のオーディオもつなげてしまいました。これが出た当時はどういう場面でこれを使うのか?と思っていましたが、これが意外とすばらしい。自分の中では「iTunesとAirMac Expressがあればオーディオコンポは必要なし」と思ってしまいます。

そして、今回話題のiPhone。iTunesから始まったデジタルハブ構想もついに、ほんとに「いつでも、どこでも」意識せずにネットワークにつながってしまう、という所まできているように思います。

こういう観点で見た場合、ケータイの市場というのは、常に新しいものを詰め込むというコンセプトであると思います。各メーカはパソコンからケータイへ音楽が転送できるとか、メモリダイヤルの編集ができるとか、いろいろとパソコンなどと「接続」することは考えているとは思いますが、確かに機能的にはすばらしくても、それ単体の中だけでの話です。総合力では魅力がないように思います。

「機種変更をしたら、キャリアは同じなのに全く別なものになってしまった」ということはよくあると思います。メーカーごとに考え方も違うし、キャリアの考え方も異なります。回線数を増やすことだけを考えてきたから今の結果があるのだと思います。

回線数も飽和状態になっている今、「OMNIA(オムニア)」という製品が登場しようとしていますが、果たして成功するのか?と考えた場合、それを使って何ができるのか?が訴求できなければ、端末の高機能化だけでは勝負にはならないと思います。

そういう意味で、AppleのSimple is Bestというような考え方、次に何があるのかを期待させるじわじわとした戦略にまんまとやられたなと思う訳です。

PS:GIGAZINEの「OMNIA(オムニア)」の動画を見て思ったのですが、なんでクリックするとメニューが開くようなUIばかりが登場するんでしょうね?
「高機能化をすればするほど階層は深くなる」ということから、パッと見て敬遠するユーザーが増えるということは考えないんでしょうかね?その点、iPhoneはほとんど、ワンクリックで機能にたどり着けて使えるんですけどね。って、ここが一番の違いかもcoldsweats01


  

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